お昼。
ザウルス達との戦いが休戦を迎え、ビバヒル住民のなみなさんはお昼の濃ゆい顔を見ながら小休止☆
「よっこいしょ」
この一言とともになみなさんのティータイムが始まった。
秘密の棚から取り出したとっておきのティーとおせんべい。
「特売品とは思われへんなぁ〜」
なみなさんののんびりとした声が響く。
なんとも平和な光景である。
ここビバヒルはとても穏やかな街だった。
みんな顔見知りで毎日毎日のんびりとした時間が流れていた。
これといった事件もなく、最近では3年前にペットの猪が逃げ出したことぐらいである。
だからこそこの町の町長は昼間から一杯引っかけるのである。
しかしそんな穏やかなこの町に恐ろしい事件が起こったのである。
なみなさんがザウルス達との戦いがピークに達している頃。
シュガーラブさんのお家でつっくんさんとハマっ子さんが楽しくお昼の準備をしていた。
この日は日曜日。
前々から計画していた女三人の何とも素敵なランチタイム。
トントントン。
軽快なリズムで切りまくるシュガーラブさん。
「これもお願いします」とまる投げのつっくんさん。
ナイフとフォークを片手によだれ垂れ流しのハマっ子さん。
なんとも心温まる光景だ。
特売の牛肉を一流のおフランス料理に見立てた素晴らしいディナー。
後はシュガーラブ特製のソースをかけるだけ!
・・・・・・・・・・・「何か今足音聞こえませんでした?」
『つっくん君へんなこと言わんといてよ!!あたしほんまに怖がりやねんからぁ』
[お腹すきました。早くしましょうよ〜]
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「やっぱりなんかの足音聞こえますって」
『・・・・・・・・・・・・・・・もう冗談はいいから』
[わたしも今何か聞こえました]
『ハマっ子もなに言ってんの』
「ハマっ子さん見てきてくださいよ」
[何であたしなんですか?つっくんさんが行ってくださいよ]
「いや、ここは年齢順で。」
『ほんならあたし?いややわぁ!!言いだしっぺのつっくん君が行ったらいい話やん!!』
「いや、ここは公平にジャンケンで決めましょう」
[ええーーー]
「一番公平じゃないですか!」
『じゃぁそうしよか? 最初はグーやからな』
「『[最初はグー!!・・・・ジャン」』]
その時です!!
<ガチャ>
扉が開きそこに立っていたのは!!!!
『まつおさん!!』
「なんやぁ。まつおさんか。もうビックリしましたよ」
[変なエネルギー使って更にお腹がすきました。早く食べましょ」
さっきまでの恐怖心を忘れ再びディナーの準備に取り掛かろうとすると・・・
<ドンガラガッシャーン>
3人の(シュガーラブさんの)汗と涙の結晶のディナーが中を舞った。。。
空飛ぶビーフ。
飛び散るソース。
そして3人の悲壮な顔と鬼のようなまつおさん。
奇跡のように止まった時間。誰もが何も言えずにいた。
それを破ったけたたましい怒声・・・・・
〔よくも私をのけ者にしたなぁ!!!〕
話はさかのぼる事数十分前・・・・
この4人はビバヒル唯一のスーパー玉屋に来ていた。
もちろん今日のディナーの為の買い物である。
そうなのである。
はじめは4人でディナーの予定だったのだ。
しかしスーパー玉屋は試食品がおいしいことで有名である。
3人はディナーのため食べずにいたのだが・・・・
大飯食らいのまつおさんは試食品を片っ端から食べていたのである。
それを見たシュガーラブさんが一言。
『おいていこう』
もちろん2人もそれに同意。
哀れまつおさんは目の前の食べ物に目がくらみ知らぬうちに一人ぼっちであった。
気付いたときにはもう遅く、まつおさんは怒りに震えた・・・
そして今に至るのである。
〔あたしをのけ者にしたな!!何で一言声かけへんねん!一言あってもいいやろ!!!〕
般若のような形相に恐れおののきながらも
『ちゃ、ちゃんと言言言言言ったよ!!』
すごいぞシュガーラブ!行け行け!!シュガーラブ☆☆
〔そんなん知らん〕
一言だった。
そしてまつおさんは椅子に掛けてあったシュガーラブさんのジャケットから諭吉を取り出し・・・
一回、二回、三回と諭吉でシュガーラブさんの頬を叩いたのである。
恐怖で動けないシュガーラブさん。
隙があったら逃げてやろうとつっくんさん。
匂いだけでもと落ちたビーフのそばに近付くハマっ子。
そしてまつおさんの口からとんでもない一言が!!!
お茶を一杯すすり、さぁ一眠りでもすっかなとまどろんでいるなみなさんの耳に聞きなれない機械音。
ピピピピピ ピピピピ。
何だろうかとテレビを見れば3年ぶりのニュース速報。。
なんだかちょっとワクワクしながら見ていると・・・町民を脅した凶悪犯が逃亡中の文字!!
テレビの濃い顔も更に顔色を濃くし必死でこの臨時ニュースを伝えています。
「・・・・・・怖い世の中やなぁ・・・チッ!もう少ししたらザウルスが帰ってきよるやんけ」
????キャラが変わってますよ!!!
「それまでもう一眠りでもしとこかな・・・ゴォーガァーゴォー」
何ともすごいいびきです・・・・
しかし町は大騒ぎ。大騒ぎ。大騒ぎ。
そして町長。
まだ飲んでます。
あららそんなに楽しそうな顔しちゃって☆☆
しかし依然まつおさんは逃亡中。。。
まつおさんはいったい何処に行ったのかぁぁあぁぁ
つづく・・・・