2014.05.31ミーティング

2014.05.31 ミーティング

約2ヶ月ぶりのミーティングです。4月に新人の衛生士を迎えられました。現在、歯科衛生士は4名。キャリア10年以上が二人、3年目が一人、そして新人。先輩が後輩を指導する光景があり、教えるほうが実は教わっている様子も垣間見られます。

今回のテーマは、予防と行動分析です。

二人三脚で考える

「歯みがきの励行」「糖分を含む食品の摂取頻度の制限」という方法は、正しく実施されればある程度の効果は期待できるものと思われます。しかしこれらの方法は各個人の生活の中で、その意志と努力にゆだねられるものであり、現実的には広範囲の人々の理想的な実践を期待することは困難です。実際に地域での実践例をみても広く住民を対象とする予防方法としては効果が不十分とされています。

むし歯の予防法(総論) | e-ヘルスネット 情報提供 厚生労働省

文元歯科医院には、定期健診の来院歴10年以上の方が多数いらっしゃいます。セルフケアが習慣になっています(=習慣化)。習慣化の過程は、過去の調査から明らかにできました。

一方、来院者と二人三脚で考えていけることがまだまだたくさんあります。

  • フッ素洗口と虫歯の本数
  • 子供の定期健診やはっぴークラブと虫歯の本数
  • 定期健診の来院年数と残っている歯の本数
  • 定期健診に来院できない年齢層
  • 中断してしまう傾向

定期健診の効果やそれぞれ方々の生活から注意する事柄など、これまでの膨大なデータからわかってくる生活の状況があります。

何を分析するか

予測するためのデータ分析ではありません。「来院者が生活にあわせたセルフケアを習慣化するために何をするか」をスタッフと話し合うためのデータです。では、わたしたちはどのようなデータを集めて分析するか?

そういったことを話し合いました。

2014.05.31ミーティング

急に痛くなったら

予約

「歯が痛いのでいまからみてほしい」「仮歯がとれたからいまから行きたい」

よくご連絡いただきます。医師が手を離せなかったり、十分な時間を確保できないときはお断りしています。

お断りするときに

  • 「昼休みでいいからみてほしい」
  • 「診療が終わってから何時でもいいからみてほしい」

と、おっしゃる方もいます。

診療時間外はきちんと休み、次の診療に備えます。時間外に急患を受け付けて、その後の治療のとき、万が一の事故を起こしてしまったら、予約で来院している患者さんの診療は本末転倒です。

受付がおたずねします

質問

お電話や受付で、痛みや具合を確認いたします。不安や心配な点も含めて、状況によっては、次回の予約で大丈夫な場合もあります。

  • どこが痛むか?
  • どんなふうに痛むか?
  • 治療の直後か?
  • 仮歯がはずれたら見た目はどうか?
  • 外傷かどうか?

なぜ予約して来院していただくのか?

十分な時間をとった治療を私たちは自負しています。患者さんが予約をとって時間どおり来院してくださるから、予約診療できています。この点をご理解ください。

文元歯科医院の診療の根幹です。

  • ひとりひとりの治療時間をゆっくりとって丁寧に診療する
  • ひとりひとりのお口と体や生活習慣を慎重に確かめながら診療する

2014.01.25 ミーティング

勤務医の原田先生と歯科衛生士の大星さんの発表です。

21年目を迎えた文元歯科医院は、医療の質と安全を再考しています。

  • 医療の質の向上させる
  • 医療の安全を徹底する

医療者にはあたりまえのことです。しかし日々の診察に忙殺されて疎かになりかねません。

治療計画と今後の展望

担当の患者さんについて発表しました。

  • 初診の状態
  • 治療計画
  • 治療中のできごと
  • 今後の展望
  • 気になること

発表後、参加者と内容について話し合います。

  • 院長の考察
  • 先輩衛生士の見方
  • 先輩アシスタントの意見

担当者は足りなかった点や新たな取り組みがわかります。同時に、医院の問題点を全員が理解できました。

全員でカンファレンス 歯科医衛生士のプレゼン 歯科衛生士のプレゼン 院長と原田先生

臨床哲学のメチエ

大阪大学文学部 大学院文学研究科 倫理学 臨床哲学研究室が刊行している「臨床哲学メチエ」に寄稿しています。PDFで配布されており、どなたでもご覧いただけます。

メチエ最新号 vol.20 2013春号

歯医者さんカフェ ー 地域と対話するということ 文元基宝

文元歯科医院で定期開催していたコンビカフェのなかから、「キャッチ&リリース」について地域の方々と会話したときの様子を書いています。