約2ヶ月ぶりのミーティングです。4月に新人の衛生士を迎えられました。現在、歯科衛生士は4名。キャリア10年以上が二人、3年目が一人、そして新人。先輩が後輩を指導する光景があり、教えるほうが実は教わっている様子も垣間見られます。
今回のテーマは、予防と行動分析です。
二人三脚で考える
「歯みがきの励行」「糖分を含む食品の摂取頻度の制限」という方法は、正しく実施されればある程度の効果は期待できるものと思われます。しかしこれらの方法は各個人の生活の中で、その意志と努力にゆだねられるものであり、現実的には広範囲の人々の理想的な実践を期待することは困難です。実際に地域での実践例をみても広く住民を対象とする予防方法としては効果が不十分とされています。
文元歯科医院には、定期健診の来院歴10年以上の方が多数いらっしゃいます。セルフケアが習慣になっています(=習慣化)。習慣化の過程は、過去の調査から明らかにできました。
一方、来院者と二人三脚で考えていけることがまだまだたくさんあります。
- フッ素洗口と虫歯の本数
- 子供の定期健診やはっぴークラブと虫歯の本数
- 定期健診の来院年数と残っている歯の本数
- 定期健診に来院できない年齢層
- 中断してしまう傾向
定期健診の効果やそれぞれ方々の生活から注意する事柄など、これまでの膨大なデータからわかってくる生活の状況があります。
何を分析するか
予測するためのデータ分析ではありません。「来院者が生活にあわせたセルフケアを習慣化するために何をするか」をスタッフと話し合うためのデータです。では、わたしたちはどのようなデータを集めて分析するか?
そういったことを話し合いました。