妊娠中の体調変化と食事のこと

妊娠初期 2〜4カ月

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妊娠初期の目標

妊娠初期は自分の体の変化に慣れていく時期です。無理をしない程度に食事を楽しみましょう。

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妊娠初期の特徴

妊娠5〜6週から、ホルモンの変化の影響によりつわりがおきます。

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食事のポイント

looks_one 食べられるものを食べる

sentiment_very_dissatisfied 起床時や空腹時のつわりがひどい

おにぎり、パンなどすぐに口に入れられるものを寝床のそばに用意しておきましょう。
目が覚めたらすこし口に入れ、ゆっくり起きてください。


sentiment_very_dissatisfied 食べづわり(食べていないと気持ちが悪い)

一日の食事を5-6回に分けてみましょう。
飲食の回数が多くなると虫歯のリスクが高まります。
砂糖入りのものはできるだけ減らしてください。
つわりが落ち着いたら食事回数は減らします。


sentiment_very_dissatisfied 食べられない

妊婦さんによって食べられるものは必ずあります。
ゼリーやプリンなどツルッとしたものは、わりと食べやすいです。
果物をそえてビタミンを補給してみてはいかがでしょう。

「フライドポテトが食べやすい」という妊婦さんが意外に多いようです。
市販のものは油や塩分が多いので、ご自宅での料理がおすすめです!(油を控えめで塩分を調節)


sentiment_very_dissatisfied においで気持ち悪くなる

料理の温度を冷ますと、香りが抑えられ食べやすくなります。

looks_two つわりをおだやかにする食材

  • ビタミンB6を含む食材: バナナ、カツオ、キハダマグロ、鮭、ささみ
  • 生姜(胃腸の働きを活発にして嘔吐を軽減させると言われています)

妊婦さんがお魚について知っておいてほしいこと。魚介類は、良質なたんぱく質や高度不飽和脂肪酸を多く含み、健康的な食生活に不可欠な栄養を持っています。ただし、自然界に存在する水銀を食物連鎖の過程で体内に蓄積するため、日本人の水銀摂取の80%以上が魚介類由来となっています。

looks_3 水分をしっかり摂る

思うように食べられず心配になる妊婦さんも多いですが、妊娠初期は体に蓄えている栄養だけでも胎児は育ちます。つわりで辛いときは無理せず、食べたいもの食べたい時に食べましょう。冷たい料理や果物は比較的食べやすいです。

妊娠中期 5〜7カ月 / 妊娠後期 8〜10カ月

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妊娠中期/後期の目標

体調は安定してきますが、後期になるにつれて体の不快症状が起こりがちです。食べすぎないで栄養バランスのとれた食事を心がけてください。

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妊娠中期/後期の特徴

妊娠中期はつわりがおさまり安定した時期です。この頃になると、急に食欲が増してきます。1日の食事量の目安は、非妊娠時よりプラス250kcal(ごはんならお茶碗1杯、バナナなら2本程度)です。体重の増えすぎは、妊娠高血圧症候群などトラブルのもとになるので気をつけましょう。

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妊娠後期

妊娠後期、胎児は一気に大きくなります。これにより羊水や胎盤が大きくなって、血液量も増えます。体重は増加する一方で、胃がお腹に圧迫されるため、1回の食事量が減ってくることもあります。1日の食事量の目安は、非妊娠時に比べ、プラス450kcal(麺料理1食分程度)です。体重の増えすぎは、中期と同じく妊娠高血圧症候群などトラブルのもとになるので気をつけましょう。

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妊娠中の不調

label_outline 妊娠高血圧症候群

妊娠20週から分娩後12週までに高血圧になったり、元々あった高血圧が悪化した場合に診断されます。

sentiment_very_satisfied 予防のポイント

体重管理と減塩


[母体や胎児への影響]

胎児への影響:
発育不良、低出生体重児、死産、将来生活習慣病のおそれ

母体への影響:
けいれん、脳出血、のちに高血圧のおそれ

label_outline 妊娠糖尿病

一般的な糖尿病とは異なり、妊娠中のホルモンの影響で血糖値が上がりやすくなります。

sentiment_very_satisfied 予防のポイント

減塩、糖質のとりすぎに注意する


[母体や胎児への影響]

母体への影響:
網膜症、腎症、神経障害、低血糖、妊娠高血圧症候群、早期産、羊水過多症

胎児への影響:
巨大児になることによる肩甲難産、腕神経麻痺、骨折、産道裂傷、骨折、帝王切開、申請時期の合併症

label_outline むくみ

妊娠中は体の水分量が増加します。胎児の足の付け根が大きくなったお腹を圧迫したり、ホルモンの影響などによってむくみやすくなります。後期は特に減塩を心がけましょう。

label_outline 便秘

妊娠中は、ホルモンの関係で腸の動きが鈍くなったり、胎児が大きくなるにつれて腸を圧迫されたり、運動不足から便秘しがちです。食物繊維と水分をしっかりとり、発酵食品やオリゴ糖を適度に利用して腸内環境を整えましょう。

label_outline 貧血

妊娠中は胎児に栄養と酸素を与え続けなくてはならないため、多くの血液が必要となり、貧血になりやすいです。妊娠中期から後期は、非妊娠時に比べ約2倍の鉄分が必要です。

産後 / 授乳期

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産後の目標

栄養をしっかり摂りましょう。母体回復のために必要です。また母乳育児をする人は、母乳のためにも栄養を摂ってください。

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産後の特徴

妊娠、出産によって変化した体は、非妊娠時の状態に戻るまで約2ヶ月かかると言われています。脂質の摂りすぎは、母乳から乳児に移行する量も増えるととも乳腺炎の原因にもなります。

妊婦さんのためのチェックリスト