
治療と検査
患者さんからの聴き取りは欠かせませんが、不安や心配を解決できなければ不信が募ってしまいます。まずは安らいでいただけるよう不快をとりのぞきます。それから治療計画を話し合い治療を進めていきます。
患者さんからの聴き取りは欠かせませんが、不安や心配を解決できなければ不信が募ってしまいます。まずは安らいでいただけるよう不快をとりのぞきます。それから治療計画を話し合い治療を進めていきます。
痛みや症状を聴き取ります。不安や不快などすこしでも気になることをお伝えください。
口腔内を診察します。主訴を最優先に処置します。これらは応急の処置です。
処置の前後でお口のなかを検査します。
検査結果をふまえて診断を説明します。問診票や検査資料をいっしょに確認して話し合いながら治療計画を立てます。
治療回数は、症状によって変わります。治療の内容と回数を記載(クリティカルパス)してお渡しいたします。
セルフケアの目標や予防で意識してやることをいっしょに考えていきましょう。健診の間隔を話し合って決められたらスタートです。
虫歯を例にあげてみます。虫歯の原因は砂糖をふくんだ食べものや飲みものです。砂糖を摂りすぎる間食は虫歯をつくります。虫歯でもう困りたくないと思っても、以前の間食が続けば再発するリスクが高まります。治療した歯は虫歯になりやすいからなんです。語弊があるかもしれませんが、虫歯の治療は修復と言い換えられます。削って被せての修復をくり返せば、やがて歯を失います。
乳歯が生え、28本(+親知らず4本)の永久歯に生えかわり、修復をくり返してしまうと、歯の本数はだんだんと減ってしまいます。
非修復治療 あなたの歯を守るために間食と生活習慣が鍵です。「ついつい食べてしまう」「フッ化物洗口を忘れた」「歯間ブラシはめんどくさい」など、個々にあったセルフケアの習慣が身につくまで坂道を登るかのようです。治療の段階から話し合いっていっしょに進みましょう。
初診のうち9割以上は紹介からの来院です。心配なことや不安を抱えられて来院してこられた動機や症状を聴き取ります。
いまの状況を聴き取り、前回の来院から生活環境や食生活の変化があったかどうかなどを確認いたします。
成人の治療はひとりひとり違います
間食、喫煙、家庭や仕事の環境、ストレス、加齢による口腔内の変化など、治療の原因を発見するために考え合わせる要素は患者さんによって変わります。虫歯や歯周病の修復(治療)をくり返さないために、生活状況や健康観を聴き取りながら将来のリスクを予測していきます。治療の間にふだんの行動をふりかえって問題を発見して自宅や職場でのケアをつくっていきます。